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手を診る力をきたえる

●B5 / 264頁 / 2013年
  
【編著】 鎌倉矩子 (広島大学・国際医療福祉大学名誉教授)
     中田眞由美 (公立大学法人埼玉県立大学保健医療福祉学部作業療法学科)

商品コード: ISBN978-4-89590-448-3

本体価格:4,800 円

定価: 5,280 (税込)

商品情報

内容紹介

手のフォームと動きのパターンという視点があなたを変えるかもしれない!
長年の研究・臨床活動に基づいて作業療法士に贈る手の機能評価のための、新たな枠組みを示す一冊! 
     
   
手の障害をどのように診たらよいのか、回復すべき手の機能とは何か、ということは作業療法士の重大な関心事である。しかし一方、手の機能を“診断する”ことは容易ではない。
手の巧緻性とは何か、手がどのようになれば正常機能に近づいたと言えるのだろうか、手や上肢の動作を関節運動と筋力、動作速度という観点からのみ評価するだけでよいのだろうか。
鎌倉は手を診る視点として、手のフォームと動きのパターンについて提唱している。
「フォームを形成する」という手の“動きのかたちを産出する能力”こそが、実は人の動作を解く鍵である。
患者の手のかたちを見れば、たとえその時、何かをしていなくても、その手の機能をある程度予想することができる。
本書が書かれた目的は2つある。
その1つは、作業療法士が行う手の機能評価に関してひとつの枠組み(考えかた)を提案すること、
2つめは、臨床で手のフォームと動きのパターンを診断するための、基準となるべき正常類型を解説することである。 
     
付録つき!
付録1:『NOMA手・上肢機能診断』
付録2:早見表:手のかたちと動き(静止のフォームと動きのパターン)

目次

基礎編
  1 ひとと手 ・・・ 鎌倉矩子
    1・1 本田宗一郎の「私の手が語る」 
    1・2 手はひとと外界を繋ぐインターフェース
    1・3 疾患・外傷と手
  2 手を診る視点 ・・・ 鎌倉矩子
    2・1 手の特質 
    2・2 臨床で行う手の評価 
    2・3 臨床家にとっての課題 
  3 手の静的なフォームⅠ:把握 ・・・ 鎌倉矩子
    3・1 把握とはなにか 
    3・2 研究史 
      3・2・1 把握の古典的記述 
      3・2・2 Napierによる把握の二大分類 
      3・2・3 Sollermanらによる把握の研究 
      3・2・4 鎌倉らによる把握の分類 
    3・3 把握の類型 
      3・3・1 握力把握系5種 
      3・3・2 中間把握系4種 
      3・3・3 精密把握系4種 
      3・3・4 母指不関与系1種 
    3・4 把握の14類型と物品の関係 
    3・5 臨床への応用 
      3・5・1 表記法としての活用 
      3・5・2 動作機能評価への応用 
  4 手の静的なフォームⅡ:非把握 ・・・ 鎌倉矩子
    4・1 非把握とはなにか 
    4・2 研究史 
    4・3 非把握の類型 
      4・3・1  らっぱ系2種 
      4・3・2  凸面系2種 
      4・3・3  平面系3種 
      4・3・4  凹面系5種 
      4・3・5  鉤系5種 
      4・3・6  深屈曲系1種 
      4・3・7  塊り系2種 
      4・3・8  突起形成系3種 
      4・3・9  補.単指分離 
    4・4 非把握の類型と物品の関係 
    4・5 臨床への応用 
  5 手の動きのパターン ・・・ 鎌倉矩子
    5・1 動きのパターンとはなにか 
    5・2 研究史 
    5・3 表記についての約束ごと(前提) 
      5・3・1  1本の指列の動きを表記する方法 
      5・3・2  母指列についての特記 
      5・3・3  5本の指列の動きをまとめて表記する方法 
    5・4 手の動きの代表的なパターン 
      5・4・1  第1級頻度を示した4つのパターン 
      5・4・2  第2級頻度を示した3つのパターン 
      5・4・3  第3級頻度を示した2つのパターン 
      5・4・4  第4級頻度に属するパターン 
      5・4・5  その他のパターン 
    5・5 動きのパターンの臨床的意義 
      5・5・1  高頻度パターンの意義 
      5・5・2  ひとつの手の動きに含まれる指列の動きの種類数 
      5・5・3  手指の“分離” 
      5・5・4  動きのパターンと手の機能との関係 
    5・6 臨床への応用 
  6 腕と手関節の役割 ・・・ 鎌倉矩子
    6・1 腕の動きとその表記 
    6・2 腕の役割Ⅰ:手の位置の決定 
      6・2・1 手の運搬 
      6・2・2 手掌の向きの調整 
      6・2・3 肢位の保持 
    6・3 腕の役割Ⅱ:対象への作用 
      6・3・1 間接的作用 
      6・3・2 直接的作用 
    6・4 腕の役割Ⅲ:意志・感情の表現 
    6・5 臨床的な意味 
  7 感覚器官としての手―失われてはじめてわかる知覚の貢献度 ・・・ 中田眞由美
    7・1 知覚情報をつくっているのは自らの手の動きである
    7・2 手には2種類の触覚がある
    7・3 失われてわかる知覚の貢献度
    7・4 手の知覚の診かた
    7・5 道具操作に必要な知覚―遠隔触 
     
特論
  8 オセロの石と硬貨のつまみ上げ,手の使いかたはどう違う? ・・・ 中田眞由美
    8・1 オセロの石をつまみ上げる手のフォームと動きとは?
    8・2 硬貨をつまみ上げる手のフォームと動きとは?
    8・3 XYZ連記法で表してみよう
  9 筆記具の把持のフォームと操作のパターン ・・・ 鎌倉矩子・大滝恭子・鈴木貴子
    9・1 筆記具の把持のフォーム
      9・1・1 書写書道教育における「望ましい持ちかた」
      9・1・2 大滝らによる筆記具の把持様式の仮分類
      9・1・3 鈴木らによる修正と追加
      9・1・4 左利き者による筆記具の把握
    9・2 書字動作における指,手関節,前腕の動き
      9・2・1 大滝らによる書字動作の分析
      9・2・2 鈴木らによる書字動作の分析
    9・3 健常者の筆記具把持と操作の様式,およびその臨床的意味
  10 箸を持つ手のかたちと操作のいろいろ ・・・ 中田眞由美
    10・1 箸の使いかたにはどのようなものがあるのか
    10・2 手は箸の開閉操作をどのように行っているのか
    10・3 日本人の標準的な箸操作パターンはどの型であろうか
    10・4 いわゆる「正しい箸の持ちかた」は本当に正しいのか
    10・5 効率よく箸を使うための操作パターンとは 
     
訓練編
  11 非利き手で箸を使う ・・・ 中田眞由美
    11・1 利き手と非利き手の箸操作パターンは同じであろうか?
    11・2 非利き手でAV型(標準的な箸操作パターン)を獲得することは可能か?
    11・3 AV型(標準的な箸操作パターン)獲得のための練習方法
    11・4 非利き手によるAV型箸操作練習の実施結果
  12 片麻痺手の機能再建を図る―作業療法評価に『NOMA診断』を用いた2事例 ・・・ 山口美樹
    事例1:動くけれども使えない手
    事例2:示指が動作に参加しない手 
     
演習
  13 ケータイを操作する手 ・・・ 中田眞由美
    13・1 母指の動きの分析
    13・2 母指はどのような動きでケータイのキーを押しているのか?
    13・3 ケータイを操作する母指の動きの演習
    13・4 ケータイを操作する時の手(XYZ連記法)
  14 把握フォーム これはなに? ・・・ 中田眞由美
    14・1 コーンの把握フォーム
    14・2 ステフ(STEF;上肢機能評価)の検査器具を把握した時のフォーム
    14・3 日常物品を把握した時のフォーム
  15 把握フォーム・動きのパターン これはなに? ・・・ 中田眞由美
    15・1 容器の蓋の開閉 
     
演習問題解答 
     
<付録1> 『NOMA手・上肢機能診断』
<付録2> 早見表:手のかたちと動き(静止のフォームと動きのパターン)

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