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股関節 僕に任せて!  股関節についてもっと詳しく知りたいと願う方々へ

B5 / 96頁 / 2014年
【著】 増原建作 (増原クリニック院長)

商品コード: ISBN978-4-89590-490-2

本体価格:2,400 円

定価: 2,592 (税込)

商品情報

内容紹介

股関節についてもっと詳しく知りたいと願う方々へ


股関節外科を専攻して四半世紀を過ぎ、一般の方々にわかりやすく股関節について語りたいと思い本書を執筆しました。

これまでに医師や看護師を対象にした書物はいくつか作成しましたが、医学的な予備知識の少ない、一般の方々に興味深く読んでいただけるものを出版したことはありませんでした。けれども股関節の病気に対する皆様の認識が高まり、「患者である私たちにわかりやすく説明してくれる増原医師に、ぜひとも一般向けの書物を書いてほしいです!」というご要望が増えてまいりました。

そこで大阪大学医学部附属病院、旧大阪厚生年金病院(現在の大阪病院)、そして現在の増原クリニックにおいて数多くの股関節患者さんと向き合ってきた経験を踏まえて、少しでも皆様の股関節あるいは股関節疾患に対するご理解を深めていただけるような書物を作成しようと決意したのであります。

本書は私が股関節の病気に悩む多くの方々と保存療法(薬やリハビリなどです)や手術療法を通じて向き合い、学ばせていただいた内容をたっぷりと盛り込んで作り上げたものです。 (著者「序文」より一部抜粋)

書評

患者さんにとっての最高の手引き
評者:小野啓郎(大阪大学名誉教授)

 患者さんにとって,これは最高の手引きです.
 パソコンでもテレビでも,購入すれば決まって分厚い取扱い説明書(トリセツ)が付いてきますね.自分の体の一部になる関節の手術に,なぜ,説明書がないのか? 手術を前にして不審に思う患者さんもいらっしゃるに相違ありません.患者さんが,なぜ簡単な医師説明だけで同意するのか? 不思議なことです.
 「説明してもどうせわからないだろう」,「任せてください!」,「任せます!」.
 こんなことが1 世紀も続いてきたのです.本当に申し訳ない.
 実をいうと,説明してもわからないだろうという思い込みや傲慢さが医師側にありました.信頼され,任せてもらう医師になれ!これが医師教育のイロハであったか,と思います.
 しかし,本当は,「手術を平易に,かつ正確に説明する手段がなかった」ということなのです.今は違います,X 線写真が紛れもない事実を伝えてくれます.ただし,それは形だけですが.
 人工股関節はまさに最先端の科学技術です.と同時に自分のモノ(体の一部)になってもらうことを当人も,医師も期待しているはずです.入院期間は短くなりましたが,できれば一生涯役立ってもらいたいモノに違いありません.大事に使うこと,人工関節を車にたとえるなら,キッチリと車検や定期点検を受けるように,著者の増原先生は勧めています.そうすれば生涯の友として尽くしてくれるでしょうと.
 増原先生の本の中で,こんな文章に出会って,年寄りの私は感動しました!
 「私(増原)は人工関節を適正に入れることに全力投球してきました.まるで手術を受けられる方々の股関節に新たな命を授けるような真剣な向き合い方をしてきたと自負しています.当然ですが,人工股関節手術を完了すればそれですべてが終わりというわけではなく,むしろそこから一生のおつきあいが始まるくらいの覚悟で参りました」
 どんな手術でもそうですが,「これで(手術後)何でもできる」,「少々なら無理がきく」という過信は禁物です.深酒・肥満・糖尿病・感染症(とりわけ尿路感染症)とは縁切りに願いたいものですね.そうした配慮を忘れなければ,念願の海外旅行も可能です.
 もう一度,増原先生の願いを伝えましょう.「長年にわたり,ご自分が苦しんでこられた股関節に新しい命を授かったと考えていただければ,自然にその人工股関節を慈しみ大切に使うという気持ちが湧いてくるのではないでしょうか?」……皆さんには十分な自覚をもって大切に使っていただき,「安全で快適な生活」を少しでも長く楽しんでいただきたいと願っています.
 昔から外科医には「数がモノをいう」という誤った信仰があります.患者さんが医師を選ぶ際にも,こうした思い込みが強く働くのではないでしょうか? 生活動作と密接に関係する股関節に関しても,それがどんな役割を担っているのか,確実にその役割を果たすにはどんな注意と指導が必要か……などの点が抜け落ちていると思います.新しく設置した人工股関節を上手に長持ちさせるには,「その仕組みや特徴を理解し,それを身体動作に生かすコツを身につけることが重要だ」と最初から考えた……周到な外科医ですね!
 そのために,熟練の理学療法士を中心に,充実したリハビリテーション部門を手術部門と同時に立ち上げたと聞きました.手術前からの入念なプログラム立てや患者説明と,術後早期のリハ実施は,こうして可能になったといいます.病院副院長の,この指導者(中川君)が作り上げた体制が,1 年365 日患者さんに向き合うリハビリテーション部門です.目指すところは「人工股関節医療」―増原先生によれば理想像だと控えめですが,患者さんにしてみればまさに満願のクリニックです.本書では,これに関連した「股関節の基礎知識」,「股関節の代表的な疾患」が上級編として紹介されています.ぜひ一緒に読んでください.
 正しい人工股関節医療の普及を目指す増原先生は続編の執筆を考慮中です.「保存療法および手術療法(人工股関節置換手術)」,皆さんとともに私もその出版を切望します.

「脊椎脊髄ジャーナル」第28巻第1号 2015年(三輪書店)より転載

目次

序文
はじめに

第Ⅰ章 初級編
1 股関節Q & A 基本的な質問
2 股関節Q & A 手術に関する質問

第Ⅱ章 上級編
1 股関節の基礎知識
2 股関節の代表的な疾患

あとがき
索引

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