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姿勢と歩行 協調からひも解く

A5 / 320頁 / 2015年
【著】
樋口貴広 (首都大学東京 人間健康科学研究科)
建内宏重 (京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻)

正誤表【PDF】

商品コード: ISBN978-4-89590-517-6

本体価格:3,200 円

定価: 3,456 (税込)

商品情報

内容紹介

安定した動作に必要不可欠な要素“協調”とは何か?


姿勢と歩行の制御を理解するうえで、「身体内部の協調」と「中枢・環境の協調」が重要なキーワードとなる。
すなわち動作とは、筋骨格系による各要素間の協調作用、および、中枢神経系・環境における循環的な協調作用により、身体に効率的な動きを作り出すことで可能となる。

本書では、専門性の違う二人の著者が、それぞれの研究を活かし、姿勢と歩行の制御からその障害について、科学的な知見とデータから導き出された分析により、協調から生み出される動作と問題を容易に解説。
また、臨床家にとって有益と思われる個所には「クリニカルヒント」を設け、現場で役立つよう工夫がされている。

基礎的な研究知見の中には、臨床を大きく変化させる新たなヒントが隠れている。
本書は、臨床家ならびに研究者、ヒトの動きの巧みさに魅せられた全ての人々にとって発想の源となる希有な一冊である。

目次

第1部 身体内部の協調

第1章 姿勢制御
第1節 ヒトの姿勢の力学的平衡
◆上半身と下半身との協調関係
 脊柱の矢状面バランス
 協調する上半身と下半身のアライメント
◆身体重心制御の優位性
 支持基底面と身体重心
 加齢による姿勢アライメントの変化
 クリニカルヒント 姿勢制御反応を利用して重心位置を変える
 重心線と身体各部位との位置関係
 重心と股関節中心による姿勢の調整
 クリニカルヒント 重心線と股関節中心の一致について
◆姿勢の分類について
 脊柱アライメントからみた分類
 脊柱全体のバランスからみた分類
第2節 身体各部位のアライメントの協調関係
◆頭部・脊柱・骨盤アライメントの協調関係
 頭部・頸椎・胸椎の協調関係
 骨盤・仙骨・腰椎の協調関係
 クリニカルヒント 骨盤アライメントの評価について
◆下肢アライメントの協調関係
 協調する骨盤・下肢アライメント
 クリニカルヒント 大腿骨前捻角の評価について
 協調する足部内部のアライメント
◆内在する姿勢の偏りとねじれ
 内在する姿勢の偏り
 内在する脊柱の回旋
第3節 安定化機構の協調関係
◆脊柱における安定化機構
 脊柱における能動的システムと受動的システム
 屈曲弛緩現象
 座位姿勢における安定化機構
 クリニカルヒント 能動的システムを機能させた座位を獲得するために
◆足部における安定化機構
 足部における受動的システムの重要性
 足部における能動的システムの役割
◆腸脛靱帯という組織
 腸脛靱帯と周辺組織の連結
 腸脛靱帯の張力増加による影響
 受動的システムとしての腸脛靱帯
 クリニカルヒント 受動的・能動的システムを意識した運動
第4節 運動連鎖と姿勢制御
◆荷重下での運動連鎖
 運動連鎖とは何か
 足部と脛骨間の強い関係性
 足部からの運動連鎖
 骨盤からの運動連鎖
 協調する脊柱の三次元的運動
 脊柱アライメントと肩甲骨運動との関係性
◆運動連鎖と姿勢制御の協調関係
 足部回内が引き起こす運動連鎖と姿勢制御
 胸郭と脊柱間の関係性と姿勢制御
 クリニカルヒント 胸郭変位と脊柱アライメントの関係性からの臨床的示唆
 姿勢制御の優位性
 足底荷重位置と身体アライメントとの関係性
 クリニカルヒント トレンデレンブルグ徴候の改善のために

第2章 歩行制御
第1節 受動的制御と能動的制御
◆ヒトの歩行制御について
 ヒトの歩行の神経機構
 受動的歩行とは
 歩行の安定性における受動的・能動的制御
◆受動的弾性による歩行制御
 受動的弾性とは
 歩行における受動的弾性の利用
 障害による受動的・能動的制御の変化
 クリニカルヒント 股関節における受動的弾性の活用のために
第2節 筋の機能的協調関係
◆ダイナミックカップリング
 筋張力の発揮が引き起こすこと
 荷重位での筋張力の伝達
 クリニカルヒント 抗重力位での股関節・膝関節伸展を促すために
◆大腿直筋の機能的作用
 大腿直筋は股関節伸展筋
 歩行における大腿直筋の作用
 クリニカルヒント stiff-knee gaitを改善するために
◆筋の機能的なつながりの強さ
 筋張力の低下に対する代償からわかること
 歩行における筋間の関係性
第3節 身体各部位の協調関係
◆下肢における協調関係
 下肢関節・体節間の協調関係
 足部の内部における協調関係
 足関節と股関節間の運動力学的協調関係
 クリニカルヒント 足関節底屈筋から股関節屈筋へのシフト
◆骨盤と胸郭間の協調関係
 骨盤と胸郭の運動位相差
 骨盤と胸郭間の協調関係の異常
◆歩行制御における上肢の役割
 なぜヒトは歩行中に腕を振るのか
 腕の振りの受動的・能動的制御
 クリニカルヒント 胸椎と胸郭の可動性改善や腕の振りから歩行を変える

第2部 中枢・身体・環境の協調

第3章 理論的枠組み
第1節 3つの視点
◆一貫した動作結果を生み出す柔軟な動き
 型にはまらない柔軟性
 歩行の柔軟性
 Bernsteinの教え
 柔軟な動きを支える2つの調整システム
◆協調がもたらす現象
 脳波と筋電図にみる中枢と身体の協調
 学習の特殊性にみる身体と環境の協調
 アメリカンフットボール選手における学習の特殊性
 運動学習の転移
 多様性練習
 クリニカルヒント 「環境の知覚の身体性」に配慮した運動支援
◆認知的側面
 姿勢と歩行は自動運動か
 経験や認識に基づく調整
 障害の認知的側面
第2節 協調の背景
◆運動の自由度
 運動の自由度とは
 シナジー
 運動障害とシナジー
◆環境との協調
 生態心理学の発想
 アフォーダンス
 アフォーダンスを知覚する脳部位?
 麻痺があってもアフォーダンスは知覚できるのか
 行為選択力-行為境界の主観的判断
 高齢者の行為選択力
 クリニカルヒント 行為選択力を磨くには

第4章 姿勢制御
第1節 姿勢の知覚制御
◆3つの感覚情報に基づく姿勢制御
 ヒトの立位姿勢の特性
 定位-3つの方略
 クリニカルヒント 定位の3方略と転倒危険性
 姿勢動揺量に基づく平衡の評価
 クリニカルヒント 姿勢動揺量に基づきバランスを評価するにあたって
 感覚情報に対する重みづけ調整
◆視覚と姿勢制御
 さまざまな視覚特性と姿勢制御
 壁の動きに応答する姿勢
 視環境の変化に弱い高齢者
◆体性感覚と姿勢制御
 下肢の体性感覚と姿勢制御
 体性感覚情報に対する重みづけ調整①-変化に対する迅速な再調整
 体性感覚情報に対する重みづけ調整②-スポーツ選手にみる学習の特殊性
 クリニカルヒント 感覚情報の重みづけ調整-個人差の問題
 ライトタッチー指先接触がもたらす立位姿勢の安定
◆前庭感覚と姿勢制御
 前庭感覚の機能
 前庭感覚と姿勢制御
 クリニカルヒント 前庭機能喪失者に対するリハビリテーション
第2節 姿勢の認知制御
◆注意と姿勢制御
 デュアルタスク条件下での姿勢制御
 posture-first strategy-高齢者の特徴
 デュアルタスク条件下での評価は,高齢者の転倒危険性を予測できるか
 杖を持つことのデュアルタスク性
 身体内部への注意,身体外部への注意
 身体外部への注意と姿勢制御
 クリニカルヒント 立位姿勢課題の意味-注意の観点から
◆随意活動,主観的経験と姿勢制御
 立位姿勢動揺を随意的に抑えることはできるか
 メンタルローテーションと姿勢制御
 立位姿勢制御の実施前に身体を局所的にモニターする意味
 クリニカルヒント 立位姿勢バランスの改善に向けた認知的介入

第5章 歩行制御
第1節 歩行の予期的調整
◆視覚に基づく予期的調整
 視線と歩行
 片麻痺者における歩行中の視線行動
 クリニカルヒント 眼の動きの独立性
◆障害物の回避
 障害物回避に伴う接地位置変更のルール
 障害物のまたぎ動作①-制御の予期性
 障害物のまたぎ動作②-後続脚の制御
 クリニカルヒント 運動性の情報と強調
 隙間通過行動
 パーキンソン病患者や高齢者の隙間通過行動
 動いている障害物の回避
 クリニカルヒント 歩行の予期的制御のサポート
第2節 歩行の調整-その他の特性
◆前庭感覚と歩行制御
 直流前庭刺激の影響①-進行方向の維持
 直流前庭刺激の影響②-目標地点からの逸脱
◆注意と歩行
 デュアルタスク条件下での歩行
 高齢者のposture-first strategy―歩行の場合
 パーキンソン病患者の「逆説的歩行」と注意
 障害物回避と注意
 クリニカルヒント 認知性・運動性の負荷を考慮した歩行介入

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